泉山弁財天社の境内にある、いちょうの木は樹齢は約千年位とみられています。高さ30m、根回りが11.6m、県内で一番の巨木で、1926年、国の天然記念物に指定されています。いちょうは中国が原産地だと言われています。寺の境内に多い事から、中国に勉強に行った僧侶が観音像などと一緒に持ち込んだとか、日本にも原産したとか、いろんな説があります。
いちょうは病害虫に強く、火にも耐えます。有田皿山文政の大火に遭った時、隣にある窯元は、いちょうの枝に抱かれていた為、焼失をまぬがれたと言われています。